しんご頑張りニュース
(2010年5月まで)

【09.12.17】 善通寺の不登校児・いじめの問題を質問しました。

不登校の基準と対策が大事です。

議会報告を作るために・・例の場所にいってきました。◆ 8番(内田信吾君) 8番内田信吾です。通告に基づきまして順次質問いたします。
 まず、教育行政についてです。
 社会問題となって久しい不登校児の問題ですが、本市の学校現場においての現状をお知らせください。
 また、その対策を学校、教育委員会は連携してどう取り組んでいるのでしょうか。
 また、不登校との関連があると指摘されることもあります学校でのいじめの現状はどうでしょうか。先日もいじめが原因と疑われる中学生の自殺事件がありました。善通寺でもこういう最悪の事態を招く可能性があります。これを事前に防ぐためにどういう対策をとっているのでしょうか。

◆ 〔教育部長(石井秀文君)登壇〕
◎教育部長(石井秀文君) 内田議員さんの御質問のうち、教育行政について申し上げます。
 まず、不登校児の人数と、その対策についてお答え申し上げます。
 平成20年度における年間欠席日数が30日以上の不登校児童・生徒数は、小学生で5人、中学生が21人となっております。児童全体に対する不登校児の割合を全国及び香川県と比較いたしますと、本市の場合小学生が0.27%、全国が0.32%、香川県が0.26%と、香川県とほぼ同率ですが、全国的に見ますとやや少な目ということになっております。また、中学生の場合は本市が2.64%、全国が2.89%、香川県が2.86%となっており、本市は全国、香川県と比較しますとやや少な目となっております。
 不登校児童・生徒の解消対策につきましては、各学校に生徒指導担当及び養護教諭を配置し、児童・生徒の指導や悩み相談を受けております。あわせて、香川県から臨床心理士の資格を持つスクールカウンセラーが週1日派遣され、児童や保護者にも精神的なアドバイスを行っております。
 また、不登校児童・生徒に対して主体性や社会性を養い、学校復帰を支援し、不登校問題の解消を目的として、総合会館内に適応指導教室を開設しております。平成20年度では不登校児童・生徒のうち9人がこの適応指導教室に通っております。
 次に、いじめの現状と対策についてお答えいたします。
 本市の小・中学校におけるいじめの認知件数につきましては、教育委員会で把握しております平成20年度の小学校の認知件数は3件、中学校の認知件数は12件となっております。公立の小・中学校1校当たりの認知件数を県内全域と比較し、本市の小学校1校当たりの認知件数では0.37件、県内が0.78件となっており、県内全域から見ますと半数程度の発生件数となっております。また、本市の中学校1校当たりの認知件数では6件、県内が5.21件と、若干多目ではあります。平成20年度の全国的な数値につきましては、まだ文部科学省から発表はされておりません。
 いじめの対策にいたしましては、日常の学校生活の中で学級担任や学年主任及び養護教諭が児童・生徒たちの生活態度を注視するとともに、児童以外からの情報等にも耳を傾け、いじめの掌握に努めております。
 また、児童・生徒及び保護者からの悩み相談などでいじめの事実が判明した時点で学校は双方の事実関係を確認し、保護者を含めて十分に指導を行っています。そして、その都度教育委員会にも詳細な報告書が提出され、必要に応じて学校に対する指導等を行っているところです



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