しんご頑張りニュース−活動日記市政の動き

【19.09.21】善通寺市での「いじめや校内暴力」などの学校行政についてです。

いじめや校内暴力と不登校は、極めて重要な関連性があると思われます。現在の状況はどうなっているのでしょうか。また、問題を解決するための対策、児相との連携についてはどうなっているのか、お聞きをいたします。

   
◎教育部長(尾松幸夫君) 議長
○議長(寿賀崎久君) 教育部長
             〔教育部長(尾松幸夫君)登壇〕
◎教育部長(尾松幸夫君) 内田信吾議員さんのいじめや校内暴力、不登校の状況と対策に関するご質問にお答えいたします。
 まず、平成30年度における本市の小・中学校から報告のあったいじめや校内暴力の実態について申し上げます。
 まず、いじめと各学校が認知した件数ですが、小学校で139件、中学校で120件、合計259件でした。これは、平成29年度の124件と比べ、ほぼ倍増しております。この要因ですが、決していじめが増加したということでなく、平成30年3月に総務省が文部科学省及び法務省に対して行ったいじめ防止対策の推進に関する調査の結果に基づく勧告により、いじめの認知について都道府県間、学校間の格差が大きいとして、正確な認知をするよう指導があり、その結果であります。これまでは、悪ふざけやじゃれ合いとしていじめにカウントされなかったようなケースも、された側の児童・生徒が心身ともに苦痛を感じたと訴えてくればいじめとして認知し、早期に対応することにしたことが徹底されてきた結果であると思います。
 次に、暴力件数ですが、平成30年度は小学校で20件、中学校で26件の合計46件でした。平成29年度の15件から大きく増加しております。以前にもお答えさせていただきましたが、児童同士、生徒同士がささいなことが原因で殴ったり、蹴ったりした事案が増えてきております。
 各学校におきましては、いかなる暴力も許さないという毅然とした態度で粘り強く指導を行っているところであります。
 また、今年度からは幼少期に自制心、やり抜く力、思いやりや協調性などの非認知能力を育成することが重要であると考え、教員や保護者を対象に専門家の講演をいただいているところでございます。
 次に、不登校ですが、年間30日以上、病気などの理由でなく欠席をした児童・生徒に人数は、小学校で7名、中学校で33名、合計40名でした。これは、平成29年度に比べ8名増加しております。不登校児童・生徒は、年度により増減がございますが、最近は小学生、中学生ともに増加傾向でございます。
 教育委員会といたしましては、重要な課題として捉え、本年度から中学校でソーシャルスキルトレーニングを始めております。これは、対人関係など社会の中で暮らしていくために必要な力を身につけてもらおうとするもので、ワークショップなどで人間関係づくりを体験し、学んでもらっております。不登校などの問題行動の減少を期待しており、今後は小学校にも広げていきたいと考えております。
 次に、児童相談所との関係ですが、虐待はもちろん、例えば不登校の児童・生徒等についても県の児童相談所である西部子どもセンターと連携をとってございます。虐待につきましては、子どもの一時保護を行うのが児童相談所になりますので、学校や幼稚園に在籍する児童等でそのようなケースが発生した場合は、児童相談所と連携をとって対応に当たっております。また、不登校により学校へ来ない、家庭訪問をしても面会することができない子どもや家庭については、児童相談所にも家庭訪問してもらうなど、連携をとって対応に当たっております。さらに、それでも子どもに会えない場合は、児童相談所が警察と連携をとって強制的に本人の生存確認を行う場合もございます。
 このように、問題を抱える児童等に対しましては、児童相談所や市子ども課などの関係機関と情報交換を行うとともに、去る5月30日には本市と丸亀市、多度津町と丸亀警察署が児童虐待事案対応の連携強化に関する協定書を締結するなど、関係機関との連携強化に努めております。
◆17番(内田信吾君) 議長
○議長(寿賀崎久君) 内田信吾君
             〔17番(内田信吾君)登壇〕
◆17番(内田信吾君) 児相と学校、市教委がしっかりと連携し、早期に調査を始めることが重要と言われています。新聞報道では、学校や教育委員会の対応が遅かったと批判されている例もあります。1人の子どもの人生がかかったことです。学校も市教委も恥も外聞も捨てて、一刻も早く事の解決に取り組んでいただけるのか、お聞きをいたします。
◎教育部長(尾松幸夫君) 議長
○議長(寿賀崎久君) 教育部長
             〔教育部長(尾松幸夫君)登壇〕
◎教育部長(尾松幸夫君) ただいまのご質問にお答えいたします。
 やはり、児童・生徒等の命を守るということに関しましては、早期の対応が肝心になってまいります。そこで、先ほどにもお答えいたしましたとおり、各学校、幼稚園に対しましては、早期に虐待を見抜くということで研修等を行ってまいってございます。そして、虐待の疑いがある場合には、早期に市子ども課また児童相談所に連絡をとりまして、対応を行うということを徹底してまいっているところでございますので、ご理解をよろしくお願いいたします。
◆17番(内田信吾君) 議長

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