しんご頑張りニュース−活動日記

【20.03.31】「日本の喜劇の世界の宝でした」。言葉を失うほどの衝撃とともに、その存在の貴重さを山田洋次監督はこう表現しました。突然の訃報に各界や人びとにも悲しみがひろがっています▼志村けんさんが、新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなりました。

70歳を迎えた今年は、連続テレビ小説の初出演や山田監督の映画で初主演が予定されるなど、芸能生活50周年にむけて新たな挑戦を始めていました

  赤旗しんぶん・・きょうの潮流(写真は、カラスの勝手でしょうの・・カラスエンドウです。)
 ▼お茶の間を笑いの渦に巻き込んだ国民的なコメディアンでした。付き人からドリフターズの一員に。人気番組「8時だョ! 全員集合」のなかで歌った「東村山音頭」で一躍子どもたちの人気者になりました▼その後も、バカ殿や変なおじさん、だっふんだ、アイーンといったギャグで幅広い世代に親しまれてきました。ときにコントが下品や低俗などと批判されましたが、つねに笑いづくりと真剣に向き合い、「お笑いは常識の上に成り立っている」とも▼それにしても症状が現れてからおよそ2週間で死に至る悪化の速さ。専門家も指摘しているようにこの感染症の恐ろしさがわかります。街ではコロナ禍が身近になったという若者や身に染みて怖さを感じたと話す同世代も▼お笑いは世の中に元気とパワーをあたえる、死ぬまでつづけると語っていた志村さん。関係者によれば、最後までみんなに笑いをとどけるという使命感をもってがんばっていたといいます。暗い世相のなか、明るく笑い合える日がきっと戻ってくることを信じながら。

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