しんご頑張りニュース−活動日記国政の動き

【21.10.09】ジェンダー平等の日本へ いまこそ政治の転換を・・

2021年10月1日 日本共産党・・・写真は、連れ合いをなくした善通寺・前池の鶴です。

   日本共産党の田村智子政策委員長が10月1日の記者会見で発表した党の政策「ジェンダー平等の日本へ いまこそ政治の転換を」の全文は次の通りです。

 いま私たちの社会は、口先だけの「男女共同参画」や「多様性の尊重」でなく、本気でジェンダー平等に取り組む政治を渇望しています。

 コロナ危機は女性にさまざまな犠牲を強いました。低賃金の非正規雇用で働く多くの女性が仕事を失い、「ステイホーム」が強いられるもとでDV被害が急増し、女性の自殺の増加率は男性の5倍にも達しました。子ども、少女たちへの虐待・性被害相談も急増し、民間団体まかせは限界に達しています。

 ここには、圧倒的に世界から遅れた日本の政治の責任があります。

 日本は、各国の男女平等の達成度を示す「ジェンダーギャップ指数2021」(世界経済フォーラム)で、156カ国中120位と、先進国として異常な低位を続けています。

 女性差別撤廃条約の採択(1979年)から42年。日本政府は1985年にこれを批准しながら、具体化・実施にまともに取り組んできませんでした。いま大きな問題になっている「男女賃金格差の縮小」も「選択的夫婦別姓への法改正」も、繰り返し国連の女性差別撤廃委員会から是正勧告を受けてきたにもかかわらず、まともにとりあわず、無視し続けてきたのです。

 コロナ危機を経て、ジェンダー平等を求める国民の声は劇的に高まっています。「わきまえない」「もう黙らない」と急速に広がった女性たちの声が、女性差別発言をした五輪組織委員会会長を辞任に追い込みました。「生理の貧困」が話題になる中、これまでタブー視されていた生理の問題にも光が当たりました。「フェミサイド(女性を標的にした殺人)のない日本を」「フェミサイドは痴漢など日常の暴力の延長にある」と大学生たちが署名に立ち上がりました。私たち日本共産党は#WithYou(あなたとともに)の立場で連帯し、ともに声を上げていきます。

 ジェンダー平等の社会とは、誰もが性別にかかわらず個人の尊厳を大切にされ、自分らしく生きられる、すべての人にとって希望に満ちた社会です。日本共産党は、来たる総選挙で、ジェンダー平等を大争点の一つと位置づけ、政治の転換を目指して全力をあげます。

目次

1 男女賃金格差の是正をはじめ、働く場でのジェンダー平等を進めます
2 選択的夫婦別姓、LGBT平等法を実現し、多様性が尊重される社会をつくります
3 「痴漢ゼロ」の実現、女性に対するあらゆる暴力を根絶します
4 リプロダクティブ・ヘルス&ライツの視点にたった政治を
5 意思決定の場に女性を増やし、あらゆる政策にジェンダーの視点を貫く「ジェンダー主流化」を進めます
二つの大問題を断ち切りましょう

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